• ボイラーを炊かない太陽光だけで完熟させた宮古島マンゴー

    マンゴーは成長が早く強い樹勢

    マンゴーの苗
    東南アジアでは樹高が25M以上、樹冠幅が20M以上ときわめて樹勢の強い樹種であるマンゴーを日本ではビニルハウスという限られたスペース内で栽培しなければならないからそれは大変です。

    現在の主力品種であるアーウィンの樹勢は中位ですから、そのために整枝、剪定でコンパクトな樹冠維持に努めなければなりません。

    また、高温下では先端部分からの新梢発生を繰り返すため、ほっておくと3~4年でハウスの天井を突き破るほど大きく育ちますから、そのために枝を横方向に仕立てる整枝剪定を行う必要があります。

    深く伸びる直根、少ない細根

    マンゴーの根
    雨期と乾季がある亜熱帯で土壌中の酸素欠乏や乾季の土壌乾燥に耐えるために、
    地中深くに直根を数本の伸ばす性質を持っています。
    中には10Mにも達する直根があると言われてます。
    そんな直根に対して表層の細根は少なく、ハウス栽培では植栽の際は防根シートを敷き、
    直根を横に伸ばし、より多くの細根を表層に発生させることが必要となります。

    マンゴーは多くの小花を着け、開花期間が長い

    マンゴーの花は房状で枝の先端部分に着きます。
    花芽分化は、本土でも沖縄県でも11月から1月にかけておこり、
    その後気温が上昇してくると花芽が発芽、生長して開花します。
    一花房に数千から2万個もの小花を着け、ほとんど開花結実後に生理落果しますが、
    種子が入って将来大きくなりそうなものを1~2個残して摘果し、大きく育てます。
    マンゴーで大事なのは主にこのふたつの作業であって、
    特別な名人芸は要らない。むしろ、日々の根気のいる仕事が必要であると言われています。

    マンゴー完熟果栽培(米本仁巳)